フラワーアーティスト前田有紀のひとり言

自然の香り際立つ“ちょい足しハーブ”で、春の食卓に楽しみを

SPECIAL HOLICS編集部 2019.3.1

お店やイベント会場のフラワーデザインなど、さまざまなシーンで活躍するフラワーアーティスト前田有紀さん。家族とともに移り住んだ鎌倉での暮らしは、子育てに家事に仕事にと、毎日大忙し! そんな慌ただしくも充実した日々の中で見つけた前田さんの“好き!”をご紹介する連載。毎月1日、季節の移ろいとともにお届けします。

3月「草花が芽吹く春。簡単ハーブ料理でワクワク気分を後押し」

3月のスタートです。だんだん暖かい日が増え、さまざまな花に触れる機会も多くなる頃ですね。鎌倉の街では梅の花が咲き始め、寒かった冬の終わりが見えてきました。梅は鎌倉のいたるところで咲いているので、街歩きが楽しいシーズンの始まりです。

鎌倉の金沢街道沿いにある「浄妙寺」の梅は、もう咲き始めていました。

春の気配に誘われ、なんだかワクワクすることを楽しみたくなるこの時季。そのひとつが大好きな料理なのですが、仕事と子育てであまり時間もかけられないのが正直なところ......。

そんな中編み出したのが、“ちょい足しハーブ料理”です! ハーブ料理というと、パクチーやバジルをたくさん使うエスニック系、ローズマリーやディル、イタリアンパセリなどをお肉やお魚と調理するヨーロッパ系の料理などがありますよね。どれも時間をかけてじっくり調理するイメージですが、私が作るものは、そんな手の込んだものではなく、日々の食事にハーブをほんの少しちょい足しして、その香りや風味を楽しむというもの。

パクチーは、鶏肉とごはんと生姜、ニンニクと炊き込んだご飯にどっさり散らして、簡単なシンガポールチキンライスに使ったり、炒め物や卵料理にさっと入れてみたり。バジルは、挽肉とピーマンと一緒に炒めてガパオライスにしたり、トマトやチーズとも合いますし、オリーブオイルと塩やバルサミコ酢をかけるのもおすすめです。

芽キャベツとしめじの卵炒めにパクチーを入れて、朝食のおかずに。

甘いフレンチトーストには、グリルしたソーセージとパプリカに、トマトとバジルをオリーブオイルで絡めたものを。

とにかく「時間をかけない」のが大前提! そして、ポイントとしては、ざっくり刻んでどっさり入れること。鮮度のいいうちは香りが本当にいいので、なるべく買ってきてからどんどん使い込んで時間をあけずに食べ切ることにしています。

そんなずぼらな使い方でも、期待に応えてくれるのがハーブの素晴らしいところ! 口に入れた時にふわっと香るだけで、美味しさもアップして、幸せな気持ちになります。疲れて帰る夕飯では癒されたり、朝ごはんでは活力をもらったり。このところとても立て込んでいましたが、ひと息ついてじっくり調理するオーブン料理にも手を出したいなぁと妄想するこの頃です。

バジルとイタリアンパセリ。たくさんあるハーブの中でもよく使うのはこの2つ。

そして、もうひとつの近況として、髪をばっさり切りました。ここ数年、ずっとロングを楽しんでいたので、久しぶりに短くしてとても新鮮な気持ちです。ゆるく巻いて、軽やかな春気分を髪から楽しんでいます。ちなみにボブは、実はテレビ局の前職の時以来。あの頃から年を重ねて、生き方を変え、ぐっと自分らしい人生にシフトしていった今、また新しい気持ちでボブを楽しめています。

暖かい日差しの差し込む部屋に飾りたいと、春色のピンクのスターチスとグレビレアを一緒に合わせてスワッグにしてみました。小さいお花だけで作るスワッグも可愛くておすすめです。

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