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わたしの偏愛ストーリー

モデル・ケリーさんを太らない体に変えた「ローフード」とは?

SPECIAL 2017.9.1

「何かを偏愛する人の話は面白いーー」。「好き!」の熱量には説得力があり、「好き!」の裏側には、その人なりのストーリーがあります。そんなHOLICSのコンセプトを体現する人々をインタビューしていくシリーズ“わたしの偏愛ストーリー”。今回は、モデル歴20年のキャリアを持つモデル・ケリーさんが登場。4年前に出会って以来どっぷりハマってしまったという「ローフード」の魅力にくわえ、自作のレシピも教えてもらいました。

料理好きとヘルシー志向があいまって、「ローフード」偏愛者に

手軽なうえに素材本来のおいしさ、栄養成分を丸ごと摂取できるローフード。料理好きなケリーさんは、その魅力を知れば知るほどハマり、今やローフードマイスター検定1級を取得するほどに! そんなケリーさんに、ローフードの魅力や、食への意識が変わったきっかけをはじめ、誰でも簡単に真似できるローフードのオリジナルレシピまで教えてもらいました。

そもそも、「ローフード」って?

生(raw)の食べ物(food)のこと。食材を加熱せず生で食べることにより、酵素やビタミン、ミネラルなどを生きたまま摂取できることから、「健康と美容にいい」と国内外のヘルスコンシャスな人たちのあいだで話題に。コールドプレスジュースやスムージもローフードのひとつ。

“ヘルシーだけどちゃんとおいしい”を追求したら、ローフードに出会ったんです

――ローフードにハマったきっかけは?

4年ほど前かな。体づくりのためにマクロビの勉強をしていて、その流れで興味を持ちました。当時、ローフード=加熱しない食べものくらいの認識で。でも、本やネットで調べていくうちに、ケーキやクッキー、パスタなど、いろんな料理にアレンジが効くことを知ったんです。独自でレシピをマネすることから始めました。

――ローフードって難しそうなイメージです。

それが、ローフード自体の味を知らないから、レシピ通りに作っても、正しいのかさえ分かりませんでした(笑)。そんなとき、ベジタリアン雑誌『veggy』の編集部の方に「日本リビングビューティー協会」の先生をご紹介いただいて、一緒に連載を持つことになったんです。ご縁もあって、協会が運営するスクールにも通い始めました。

ローフードに欠かせない、バイタミックスのブレンダーとLOHASの製麺機

簡単で、酵素や栄養がそのまま吸収できて健康的。本当にいいことづくしなんです

――あらためてケリーさんにとって、ローフードの魅力って何ですか?

やっぱりいちばんは加熱しないこと。加熱しないってことは、食べ物が本来持っているビタミンやミネラル、酵素を壊さず、生きたまま吸収できるんです。例えばブロッコリーだと、加熱してしまうとビタミンCが水に溶け出してしまう。だから、茹でずに細かく刻み、塩を加えてジップロックに入れ、揉みこみます。あとは好みのハーブや油を加えるだけで、手軽にローマリネが完成するんです!  ただ野菜を洗って漬けるだけと手軽だから忙しくても作れるし、ほかの野菜やキノコでもアレンジが効くので飽きません。

――ローフードにハマってから、体やメンタルに変化はありましたか?

ありました!  消化がいいからか体がいつも軽くて。あとは、むくみが気にならなくなったし、お肌の調子もよくなった気がします。ローフードは火を使わないから、実は調理が楽なので、「作らないといけない」というストレスからも解放されましたね(笑)。

――体にいいものを食べているっている安心感もありますもんね。

そうそう。実はマクロビを勉強するまでは、食事は適当だったんです。コンビニフードも食べてたし(笑)。だけど、昔から料理が好きで「ちゃんと学びたい」という気持ちはありました。あとは、ヨガやキックボクシングをやっていて、体作りのためには食べることが大切だと教わったのも大きいですね。こういうことがうまく重なってローフードに出会えて、本当によかったです。

――体型も変わってきた?

太らなくなりましたね。継続的に自分が作る料理を食べていたら、数日で200gずつ体重が落ちていくイメージです。最近は、体重の安定期と変動期が分かるようになってきたので、体重が落ちやすいタイミングで効率的にダイエットをしたり、旅行でおいしいものを食べすぎたら自分でご飯を作ったり。ストレスを感じることなく、健康的な毎日を過ごせています。

ダイエットの失敗から、運動と食べることの大切さを学びました

――ダイエットは過去に何度かされているんですか?

もともと太りやすい体質の家系で。私自身も17歳のときに8kg太ってしまったことがあります。もちろんモデルとしての仕事もできないから、2ヵ月間毎日サラダだけを食べていました。

ーー毎食ですか!?

はい、朝昼晩サラダのみ。朝はたまにパンを少しかじって炭水化物を摂取したつもりになったり。ひどいですよね。たんぱく質や糖質のことだって、全く気にしていないというか、知識がありませんでした。

ーーとにかく痩せたい、それだけだったんですね。

若くて未熟だった私は、筋肉や体脂肪率よりも体重のことばかり気にしていて。体重は日々変化するので、体重計にのるたびに増えたとか、減ったとか一喜一憂して、メンタルのバランスもすごく不安定でしたね。

――その後、体に対する意識が変わったきっかけは?

9年前くらいかな。某下着メーカーのモデルに抜擢されてからさらに意識が高まりました。それまでもヨガ教室に通っていたんですが、新たにキックボクシングも始めました。で、2ヵ月で5、6kg落としたんです。でも、身長174cmの私が、あるとき49kgまで減って。筋肉もまだないから、細いは細いけれど納得のいく体ではない。では、何をやったら健康的かつもっと美しくなれるのかと考え、情報収集を始めました。

――そこから本格的に勉強を始めたんですね。

はい。ちょうどその頃、ローフードシェフの田中さゆりさんがバリから来日されると聞いて。彼女のワークショップは、予約が一瞬で埋まるくらい大人気なんですが、なんとか参加できることになったんです。そこでいただいた彼女のローフードがもう感動的で!!

――具体的に、どう違いましたか?

レシピの基本はほぼ一緒なんですが、例えばチーズ風味にするには白味噌を加える……というように、+αの知識がとにかく豊富で。「私も田中さんが作るようなローフードを作りたい!」と思ったんです。その後、彼女のワークショップには2年連続で通い、そこで学んだことをベースに自己流でアレンジ加えるようになり、今にいたります。

食に対する意識が変わるきっかけになるような、そんな本を作りたい

――理想の体を手に入れて、食事の知識も得た。次に挑戦したいことはありますか?

幅広くお料理の勉強をしたいです。ローフードはヘルシーで魅力的ですが、野菜がベースなので、たんぱく質が少ないんです。私が大事だと思うのはバランス。例えば今日作ったパスタにチキンを加えると、たんぱく質が補えて、よりバランスがよくなると思います。

――最後に、近い未来の目標を教えてください。

レシピ本を出版したいです。レシピを紹介するだけではなく、食事とのかかわり方を組み込みながら、実体験をもとに役立つ情報を発信したい。私自身も食生活の改善と運動で体は健康に、メンタルは強くなりました。みなさんの食に対する意識が変わるきっかけになるような、そんな本を作りたいです。

ケリーさん考案!初心者向け“ローフード料理”をご紹介

食材はどれもネットやオーガニック食品を扱うお店で購入できるものばかりです。下準備さえしておけば、あとは切って混ぜるだけの簡単プロセス。

シャキシャキの食感に濃厚ソース!「フンギソースのズッキーニパスタ」

パスタに見立てて薄く削ったズッキーニと、フンギ(きのこの一種)とカシューナッツを使った濃厚なホワイトソースのハーモニーがたまらないひと皿。バルサミコ酢としょうゆ、フンギ(きのこの一種)の戻し汁で作ったエリンギのマリネが、見た目と味わいのアクセントに!

【材料 2人分】
▪️麺
ズッキーニ 2本

▪️ソース
4時間浸水させたカシューナッツ 1カップ
お湯で戻したフンギー  20g
フンギーの戻し汁 30ml
りんご酢 大さじ1
塩 小さじ1

▪️トッピング用のエリンギマリネ
エリンギ 1パック
フンギー 20g
ソースで余ったフンギーの戻し汁 300mlくらい
塩 小さじ1
バルサミコ酢 大さじ2
しょうゆ 大さじ1

まずは、フンギのホワイトソースから!

1 カシューナッツを水に浸し、最低4時間寝かせる。

2 フンギをお湯で戻す。これは2分ほどでOK!

3 フードプロセッサーに水を切った1を入れ、2のカシューナッツ、フンギ、塩少々と戻し汁を半量ずつ入れて攪拌すれば、ソースの完成! 「余ったフンギと戻し汁は、あとで作るエリンギのマリネに使います!」(ケリーさん)

調理する2時間前から準備を!トッピング用エリンギのマリネ

1 食べやすい大きさにカットしたエリンギと、ソースで余ったフンギをジップロックへ入れる。
「エリンギの代わりに舞茸も歯ごたえがあっておいしい!」(ケリーさん)

2 バルサミコ酢としょうゆ、フンギの戻し汁を入れ、お好みでトリュフ塩を。「トリュフ塩はだいたい中さじ1くらいが私は好き!」(ケリーさん)

3 蓋をして手で揉み込んだら2時間くらい常温で寝かせて漬け込む。

ソースとマリネの準備が整ったら、ズッキーニ麺の用意を!

1 パスタの代わりに使うズッキーニのヘタを取り、皮をむく。「ズッキーニは年中手に入るけど、ない場合は大根や人参で代用することもできます」

2 製麺機にセットし、麺状に削る。

3 ズッキーニ麺を皿に盛り付け、ソースをかけてマリネをトッピングすれば完成!

爽やかなレモンの風味と自然な甘さがクセになる!「ローレモンタルト」

ケーキの部分は、小麦粉の代わりにカシューナッツを、焼かずに固めるためにココナッツオイルやカカオバターを使います。軽い口当たりやレモンの酸味が、暑い季節にぴったり! 隠し味に白味噌を加えてコクを出し、チーズケーキ風に仕上げるのもおすすめです。

【材料 ケーキ型18cmの場合】

▪️フィリング
4〜6時間浸水させたカシューナッツ 2カップ
ココナッツオイル 大さじ2
カカオバター 大さじ2
アガベシロップ 70g
レモン汁 1個
レモンエッセンス 適量

▪️クラスト
6時間浸水させたナッツ 1カップ
10分浸水させたデーツ 40g
ココナッツフレイク 大さじ2

ナッツ類は最低4〜6時間寝かせてから始めよう!まずは、タルトの具材作りから!

ケーキの具材はコチラ

左から時計周りに・ココナッツオイル、カシューナッツ、アガベシロップ、レモンエッセンス、レモン、カカオバター「メーカーはとくにこだわっていないので、お好みのものでOK! 私は、ブラジルに帰省したときや、広尾のナチュラルマートで購入することが多いです」(ケリーさん)

1 ブレンダーに水を切ったカシューナッツ、ココナッツオイル、湯煎で溶かしたカカオバター、アガベシロップ、レモン汁、材料すべて入れて攪拌する。
「ココナッツオイルとカカオバターは、風味が増すだけじゃなく、ケーキを固める役目としてロースイーツに欠かせない材料なんです」

2 香りづけにレモンエッセンスをお好みで入れるとより風味がUP!

生地の材料はコレ!

左・デーツ 右・ナッツ 手前・ココナッツフレーク

3 ブレンダーに水を切ったナッツとデーツを入れて攪拌する。デーツの粘り気が出てきたら、ココナッツフレークを入れ、さらに混ぜ合わせる。「ココナッツフレークは手でパリパリ割りながら入れるのがポイント!」

4 ケーキ型の底に流し込み、指で押し込むように敷き詰めたら、2の具材を流し込んで冷凍庫に5〜6時間入れて固まったら完成!

お腹いっぱい食べても罪悪感なしなんて最高!!

取材終了後、スタッフで食事をいただいたのですが、どれもびっくりするほどおいしくておいしくて......! ローレモンタルトなんて、3個ぺろりと平らげちゃいました。これだけ食べても罪悪感まったくなし、しかも材料さえそろえば、あとは切って混ぜるだけと簡単プロセス。これはもう取り入れない手はない! ということで、早速ローフードに欠かせないカシューナッツ(大袋)とココナッツオイルをネットで購入した編集担当O。あとはブレンダー(バイタミックスに夢を馳せながら)をGETしたら、ローフード生活始めます!!

ケリー モデル

ブラジル・サンパウロ出身。15歳でモデルデビュー。数々の女性ファッション誌で活躍する傍ら、ヨガインストラクターの資格も持つ。最近ではスポーツウェア「アンダーアーマー」とアドバイザリー契約を締結。また、ローフードマイスターの他に、スーパーフードマイスターも取得。

撮影/田中祐介

HOLICS編集部

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