わたしの偏愛ストーリー

美腹筋の伝道師・山崎麻央さんの “バランス重視”な筋トレ術

SPECIAL HOLICS編集部 2019.1.28

2017年「#腹筋女子」を出版し、一躍有名になったトレーナーの山崎麻央さん。現在は、加圧スタジオでオーダーメイドのトレーニングメニューを提案するほか、体質改善を目的としたインディバの導入、ドクターズサプリメントやプロテインの販売など+αのサポートにも注力しています。仕事に、子育てに。フル稼働の毎日をおくる彼女の素顔から、美しいカラダを手に入れる秘訣を探りました。

左・「ソイリーン ドリンク」¥9720/ソラーチェ代官山 「アーモンドミルク、ソイ、玄米で作った植物性のプロテイン。カラダづくりに欠かせない11種のビタミンと3種のミネラル、乳酸菌、体型維持のためのCLA(共役リノール酸)を配合しています」 右・Pure Encapsulations 「プロバイオティクス G.I.」¥7560/ソラーチェ代官山 「腸内環境を整えるためのサプリです。アメリカで1位、2位を競うくらい人気のドクターズサプリで、クリニック登録されているところで購入できます」

「ビオンヌ コアウォームシェイパー」¥11880~¥16200(サイズによって変わります)/ソラーチェ代官山 「遠赤外線の腹巻きで、一本一本遠赤の糸、つまり100%遠赤の石が練りこまれているんです。なので肌に触れているだけで、皮膚を透過して入ってきて、分子を動かしてくれます。そうすると血流とリンパを流して、さらに内臓機能が活性化するので、表面を温めるのではなく体質改善が叶います」

――山崎さん自身、これまでボディメイクでの失敗はありますか?

トレーナーになってからは少ないですが、それまでは失敗談だらけといっても過言ではないほど。それこそ雑誌のトレーニング法を見て、やりすぎて首をぐねったり、グループレッスンを受けて、先生の形だけ真似しようとして痛めたり……の繰り返しでした(笑)。人のカラダや姿勢って十人十色じゃないですか。だからこそ“その人のための”パーソナルトレーニングはとても大切で、月に一度のペースでもやり方があっているか、バランスがとれているかをプロに見てもらうのが大切だと思います。

――“腹筋を鍛えれば、人生が変わる”という書籍のキャッチコピー通り、実際に登場するモニターの方々の変化は素晴らしかったですね。

はい。10名以上のモニターさんにメソッドを受けていただいて、全員1ヶ月~1ヶ月半で腹筋を割ることができました。短期間でこれだけ変わると女性は明るくなりますし、自信も生まれるみたいで。そこが一番、トレーナーとしての喜びですね。

――モニターの中には40代の方もいらっしゃって「何歳からでも変われるんだ」って励みになりました!

何歳からでも! 当スタジオのお客様にも50代、60代の方もいらっしゃいますよ。

ーー実際に、お客さまからはどんな声がありますか?

スタイルアップはもちろんですが、腹筋を鍛えれば、ほかにもたくさんのメリットが得られるんです。まずは「体調が変わった!」と感じられる方が多いみたいで、「便秘が解消した」「腰痛が改善した」「疲れにくくなった」とか……。あとは血流がよくなるので、「冷えが気にならなくなった」「風邪をひきにくくなった」といったお声もいただきます。想像していた以上にいろんな声をいただくので、「やっていてよかった」って素直に思えますね。

身体を動かせば自律神経が安定してくるんです。自律神経が整えば、気持ちが穏やかになります。落ち気味だった気分も、トレーニング後は一転して、明るく前向きになれますね。それに、家族や友達から「変わったね」「きれいになったね」って褒められれば、もっと頑張れるじゃないですか。女性ってそういうものだと思います。

――なるほど。周囲の声は励みになるということですね。

お風呂のときに鏡を見るのも楽しくなるみたいですよ。Instagramで「#腹筋女子」で検索すると、約20万人のお腹の写真が出てくるんですが、女性たちが自分の身体に対してポジティブになっている証拠だと思います。

――山崎さん自身、身体を動かすことによる変化はありましたか。

お客様の声とまったく同じですね(笑)。疲れにくくなるのと、ここ7、8年風邪をひいて大事にいたった記憶がありません。もちろんそれは、筋トレと食事を複合的に気を付けているからだと考えますが。

――やはり、食事も大事ということですね。

大事! 私の場合、コンビニやファーストフードは食べない代わりに、お酒も飲むし、チョコレートも好きだし。マクロビオティックのように「これしか食べない」という節制はできないので、好きなものを好きなときに食べることを第一に考えています。無理をしてメンタルが病んで、ダイエットを失敗してしまってはあとの祭りですから。

歯ブラシや洗顔のように日課にすることが、筋トレをルーティーン化させる近道です

――山崎さんの一日のサイクルを教えていただけますか?

中3の娘と小6の息子がいるのですが、息子が受験生なので大変です。5時半に起きて娘のお弁当を作って、朝ご飯を食べさせて送り出してからメールを確認。スタジオに着いたらレッスンをして、オフィスで事務的なことを行って、合間に取材が入ったりして……。どんなに忙しくても、16時半になったら、息子の塾用のお弁当を作るためにいったん自宅へ戻ります。その後、仕事が残っていたら仕事を片付けて、帰宅して夕食を作る……の繰り返しですね。

――それは、体力が求められますね。

そうなんです。いくら忙しくても母がしてくれたように、できるだけ子どもには手作りのものを食べさせたくて。お弁当のおかずも冷凍食品は一切使わないですし、娘はカップラーメンを一度も食べたことがないかも。

――すばらしいです!  筋トレってなかなか続けられないんですが、ルーティーン化するコツはあるんでしょうか?

何もやらない日を作らないことですね。ストレッチだけでもいいし、肩を回すだけでもいいんですけど、身体のための時間を一日5分、10分でも同じタイミングで作るのがルーティーン化への近道だと考えます。朝起きて、顔を洗って、歯磨きをするのが当たり前のように、毎日、夕食の前や起床後すぐに5分、10分だけ身体と向き合う時間を作ってみる。例えばですが、トレーニングをする場所を決めておいて、マットを引きっぱなしにしけおけばより気軽だと思います。そうやってルーティーン化していけば、不規則だったライフスタイルも、規則正しく健やかなものに変わっていくものなんです。

――モチベーションを高めるための、マインド面でのアドバイスはありますか?

女性はなんだかんだ、見た目が変わるとモチベーションが変わるので、お風呂に入る前に裸の自分の身体をまじまじと見るようにはアドバイスしています。少しでも太れば危機感が芽生えますし、トレーニングを始めてからはちょっとした変化がモチベーションにつながりますから。

あとは、SNSに投稿しなくても自撮りを日課にすることが大事。特に背中やお尻は、普通に生活していると見る機会が少ないので、鏡越しで撮影してみるとか。まずは、自分の身体に興味を持つことから始めていただきたいですね。

――最後に、山崎さんの目指す美しいカラダの正解って?

ずばり、メリハリのあるカラダです! 女性はみんな「痩せたい、痩せたい」と言いますが、痩せている=きれいというのは大きな勘違いなんですね。これはボディメイクの話ですが、女性のカラダはバスト:ウエスト:ヒップが、1:0.7:1が黄金比でもっとも美しいと言われています。外国人の方で、少しぽっちゃりしていてもビキニ姿がサマになるのは、このバランスが整っているからなんです。

スタジオでのトレーニングの際は、全体的に痩せるというよりも、全身を見て「ここだけ引き締めよう」とか、痩せすぎている方だったら「もう少しヒップを作ろう」とか、全体のバランスを意識しています。大切なのは、引き締めながらも、柔らかさを残した女性らしいスタイルをキープすること!  私自身“常にインナーを意識し、鍛えすぎないこと”をモットーとしています。

山崎麻央(やまさき・まお) 加圧トレーニングスタジオ「ソラーチェ代官山」代表

外資系IT企業に10年間勤務したのち、出産を機に退職。その後、加圧トレーニングやピラティスほか、多角的に体のケアを行うプライベートスタジオをオープン。2016年には、自社で化粧品、健康食品等の開発・販売を行う(株)ソラーチェPLUSを設立。2017年に講談社より自身の書籍「#腹筋女子〜お腹が割れたら人生変わった!〜」を出版。2018年には分子栄養学実践講座にて認定カウンセラーの資格を取得。「体の内と外から健康で美しく」をテーマに、TV・ラジオ・雑誌等多くのメディアにて情報を発信している。

お会いした瞬間、そのバランスのとれた美しいスタイルにびっくり。中3と小6、二人のお子さんを持つ多忙な生活を感じさせないほど、鍛えられたボディはとってもしなやか! “筋トレ=ムキムキ”のイメージを覆す女性らしいシルエットは、まさに憧れ。そんな美しき山崎さんが放つ一語一句、心に突き刺さるものばかりで、自分のカラダを見直す貴重なインタビューになりました。

撮影/田中祐介

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