わたしの偏愛ストーリー

美腹筋の伝道師・山崎麻央さんの “バランス重視”な筋トレ術

SPECIAL 2019.1.28

2017年「#腹筋女子」を出版し、一躍有名になったトレーナーの山崎麻央さん。現在は、加圧スタジオでオーダーメイドのトレーニングメニューを提案するほか、体質改善を目的としたインディバの導入、ドクターズサプリメントやプロテインの販売など+αのサポートにも注力しています。仕事に、子育てに。フル稼働の毎日をおくる彼女の素顔から、美しいカラダを手に入れる秘訣を探りました。

  • facebook
  • twitter

健康になれば、女性らしく、美しいカラダは手に入るんです

外資系IT企業に10年間勤務した後、友人ともにプライベート加圧スタジオ「ソラーチェ代官山」をオープンさせた山崎麻央(やまさき・まお)さん。ご自身の出産・子育ての経験から「子育て中のお母さんこそ身体の定期的なケアが必要と実感した」といいます。“加圧トレーニング=本気のカラダづくり”というイメージをいい意味で裏切り、多くの女性から共感を得たのは、“ただ体重を落とすのではなく、健康になることが美しい身体につながる”という考えがあってこそ。スタジオのこと、ご自身の身体のこと、書籍のエピソードなど、幅広い角度からお話をうかがいました。

システムエンジニアだった頃は、健康管理や体型維持とは無縁でした

ーー昔から身体を動かすことに興味はありましたか?

はい。子供のころから身体を動かすことが好きで、小学生のときはテニスやバスケットボール、中学時代にバレーボール、高校ではゴルフと、さまざまなスポーツをしていました。大学では勉強に専念していたのでスポーツはそれほどでしたが……。

ーー大学では何を専攻されていたのでしょうか?

慶応大学の環境情報学部でニューラルコンピューディングを専攻していました。外資系IT企業にシステムエンジニアとして就職したのもその流れから。入社当時はCRMといって顧客情報の分析を担当していたんですが、3、4年目以降は銀行の収益管理チームに異動になり、週の半分は地方銀行に出張という忙しい毎日を過ごしていました。

ーーその頃、ご自身の健康管理や体型維持はどのようにして?

正直なところ、仕事が忙しすぎて健康管理、体型維持なんて二の次でしたね。思い返せば、一番身体を痛めつけていた時期だと思います。そんなときでも、健康志向の母の影響で食事には人一倍気を遣っていたので、帰宅するのが22、23時になっても自炊を基本としていました。今、筋トレよりインナービューティに興味があるのも、食へのこだわりから派生しているのかもしれません。

――キャリアを積まれる中で、退職を決めた理由は?

転機となったのは30歳のときでした。妊娠・出産を機に育休をとったんですが、あまりにも子どもがかわいくて、現場復帰するのを断念してしまったんです。それまでアグレッシブに働いていたので、キャリアを終えることになんとなく寂しさはありましたが、子どもにはそれを上まわるパワーがあったので……。不思議と迷いはありませんでしたね。

自身の経験がヒントになり、子連れで通える加圧スタジオを立ち上げることになりました

「ノットアウト ダブルミディアム&ソフトフォーム」¥5130/ソラーチェ代官山 「お尻まわりや背中、わき下など、気になる部分に自分の体重で刺激を与え、凝り固まった筋肉をほぐすもの。女性は、股関節もおすすめです」

――その後、産後太りを経験されるんですよね。

そうなんです。産後、まず太る前に体調を崩してしまって。働いているときは、毎日のようにいろんな大人と話をしていたので、突然、子どもとふたりで過ごす時間が増えたせいか、その反動からプチ鬱状態に陥ってしまったんですね。「このままではダメだ」と思って通い始めたのが、麻布の加圧スタジオでした。ここでトレーナーとして働いていた大学時代の親友が、後に「ソラーチェ代官山」の同僚になります。

――実際、加圧トレーニングに通ってみていかがでしたか?

基礎代謝が上がる、免疫力がつく、生活のリズムが整うなど、1レッスン30分と短時間なのに、効果が上がることに感動しました。同時に女性ホルモンが整うことで、いつの間にか心穏やかになっている自分がいたんです。最初の頃は、一時的に子どもを預けて通っていましたが、子どもが体調を崩したりぐずったりして、だんだん通いづらくなってしまって。そのときですね。「子連れで通えるスタジオがあれば、子育て中のお母さんも気軽に通っていただけるのに」という思いが芽生えたのは。

――当時、お子さん連れで通えるスタジオはなかったんですか?

託児所付きのスポーツクラブはちらほら見かけましたが、それがパーソナルトレーニングのスタジオとなると、新しい取り組みだったように思います。当スタジオの場合、スタジオ内にキッズスペースがあるので安心して通っていただけますし、有料ではありますがベビーシッターサービスも行っているので。例えば0歳のお子さんがいらっしゃる場合でも、ベビーシッターの方にあやしてもらっている間に、トレーニングに集中していただくことができます。

――スタジオの知名度は、どのようにして広がっていったのでしょう。

スタジオを立ち上げた頃は、子どもの通っている幼稚園にチラシを配って集客していました。友人で美容家の山本美奈子ちゃんの存在も大きいですね。彼女の紹介がきっかけで、メディアにも徐々に取り上げられるようになりました。彼女とはお互い第一子出産のときに知り合ったんですが、彼女は証券会社、私はIT業界で働いていたという境遇も似ていたので、あっという間に仲良くなったんです。子育てをしながらも、限られた時間の中で自分らしいキャリアを築いている、私のロールモデル的存在といっても過言ではありません。

書籍『#腹筋女子』のお話をいただいたのが、腹筋を割るきっかけでした

「#腹筋女子 お腹が割れたら人生変わった!」パーソナルトレーナー山崎麻央著 972円(税込)講談社

――では、ご自身もインストラクターになられたきっかけは?

当初は、私はあくまでも裏方的な立場で、現場はすべて親友に一任する予定でした。でも、「自分のスタジオなんだから、資格を持っておいた方がいい」と考えるようになって。スポーツが好きなことも相まって、起業して数ヶ月後には資格を取るための勉強をしていました。その後、ピラティス、マタニティピラティスの資格も取得。もちろん今でも、ご指名をいただいているお客様に関しては、トレーニングを担当させていただいています。

――腹筋に着目したのはいつ頃のことですか?

その話、まったく出てこないでしょ(笑)?  正直、いわゆる筋トレには今でも興味がないんです。起業した目的も“見かけだけ作るトレーニング”ではなく、“お客様のメンタルヘルスを改善すること”でしたから。あえて時期をあげるなら、2017年12月に「#腹筋女子」を出版したときでしょうか。知り合いのライターの方から「お腹を割りたい人のための指南書を作りたい」という相談を持ちかけていただいたのがはじまりでした。

――腹筋を割るタイミングでメソッドはどのようにして生まれたのでしょう?

筋トレって世の中にあふれていると思うんですけど、なかなかルーティーン化できない人が多いのが現状ですよね。だから、“毎日、続けていただけるトレーニング”であることが絶対でした。今回のメソッドは、書籍のお話をいただいてからイチから考えたというよりは、スタジオのトレーニングで大事にしている“巡る体”がベースになっています。トレーニングは“整える・鍛える・ゆるめる”の3つのステップで作っているんですが、“鍛える”前の“ゆるめる”というプロセスを大事にしているんです。

――“整える”とはどういうことなんでしょうか?

“整える”は呼吸のことですね。人は一日に一万回以上呼吸をしているので、それこそ正しい呼吸法をマスターすれば、激しい筋トレをしなくともくびれてくるんです。当スタジオでは「ろっ骨呼吸」を推奨しているんですが、呼吸をするときに横隔膜の可動域を広げたり縮めたりすると筋肉を使うことになり、結果、インナーマッスルを鍛えることにつながります。逆に、結果を焦って“整える”“ゆるめる”をおろそかにすると、なかなか結果が出づらかったりもします。

――インナーマッスルに着目した理由は?

妊娠・出産の経験が大きいですね。経験された方はご存知だと思いますが、出産っていろんな筋肉が痛むじゃないですか? 特に、お腹が大きくなって内臓に負荷がかかると、骨盤底筋とか、腹横筋とか、お腹のインナーマッスルが痛んでくるんです。最近、若い方でも痩せているのに下っ腹だけぽっこり出ている方がいますよね。それって全部、インナーマッスルのゆるみが原因なんです。私自身も、出産して体重が戻ったのに、なぜか下っ腹だけはぽっこり……。それを実際に経験しているからこそ、インナー、アウターをそれぞれどうやって効率よく鍛えられるかがヒントになりました。

女性は筋トレで変わる……。それはお客様を通して、毎日感じています

  • 1/2ページ
  • 1

HOLICS編集部

ACCESS RANKINGアクセスランキング

LATEST TOPICS最新記事

FEATURE特集記事まとめ

RECOMMENDHOLICS編集部からのおすすめ

これいいと思ったらシェアしよう

HOLICS公式Facebookページ

HOLICS ORIGINALSオリジナル特集記事まとめ

ACCESS RANKINGアクセスランキング

SPECIALスペシャル

TOTALすべての記事