フラワーアーティスト前田有紀の「花と暮らそう」

束ねるだけで雰囲気たっぷり。スターチスで作る簡単スワッグ

LIFESTYLE HOLICS編集部 2019.9.2

お店やイベント会場の装花やブーケの制作、移動型花屋「gui(グイ)」の運営など、さまざまなシーンで活躍するフラワーアーティスト前田有紀さん。家族で移り住んだ鎌倉で、育児に仕事に家事にと慌ただしくも充実した日々を送る前田さんが、花と暮らす楽しみをご紹介する人気連載。毎月第1月曜日、季節のうつろいとともにお届けします。

誰でも“いい感じ”に仕上がるお花「スターチス」を主役に

まだまだ暑い中でも、秋の気配がそこかしこに感じられるようになってきましたね。いつも涼しくなり始めてから、「待ってました!」とばかりに作り始めるドライフラワー。ムシムシした湿気が減り、本格的な秋に向けて少しずつ空気が乾燥してくると、ドライフラワーを楽しむのに最適な季節が始まります。

ということで、今回はスターチスというお花を使った、とっても簡単なスワッグの作り方をご紹介したいと思います。

手前の鮮やかなピンクの方は、「ハイブリッドチースピンク」、奥の淡い色の方は「ブルーファンタジー」と呼ばれるお花で、どちらもスターチスの一種です。

スターチスは、別名リモニウムと呼ばれるイソマツ科のお花です。どのお花屋さんにも並んでいるほどとても多く出回っているので、ご存知の方も多いと思います。美しく色づく花びらのように見える部分(「萼(ガク)」と言います)は、水にいけて飾った後もきれいに色が残るため、ドライフラワーとして楽しむのに最適。

さみしくなりがちなキッチンの流し台まわりに飾っています。

また、硬い質感の花が多いドラフイラワーの中でも、スターチスなら、柔らかくふわふわした軽やかな雰囲気を演出できます。そして、パープル・ピンク系の色みが多いので、飾っているだけでちょっぴりロマンティックな世界観が生まれるのも素敵なところ。

ざっくりと束ねるだけで完成。スターチスのスワッグの作り方をご紹介

<用意するもの>

左から順に

・スターチス ブルーファンタジー
・ユーカリ
・スターチス ハイブリッドチースピンク
・グレビレアアイヴァンホー
・はさみ(生花用のはさみがなければ調理用でも可)

お花屋さんでユーカリやグレビレアアイヴァンホーが見当たらないときは、お店のスタッフさんにドライフラワーになるおすすめグリーンを聞いてみるといいですね。

まず、スターチス ブルーファンタジーを片手に持ち、その上にスターチス ハイブリッドチースピンクを重ねます。メインに効かせたいスターチス ブルーファンタジーは、少し上にずらし長さを出して伸びやかに。ハイブリッドチースピンクはギュッと束ねて、メリハリをつけるとバランスよくまとまります。ユーカリとグレビレアアイヴァンホーの葉物たちは、スターチスの脇にそっと添えてください。

仕上げに麻ひもでしっかり縛れば、簡単スワッグの完成です。

このまま壁に吊るすと自然とドライフラワーに。少しずつ茎が細くなってくるので、麻ひもはかなりきつめに縛ってあげてくださいね。

吊るすところは、風通しのいいところがベスト。直射日光に当たると色が褪せやすいので、窓際よりは室内の壁際がよいでしょう。我が家では、キッチンに植物(グレープアイビー)と並べて吊るしています。

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