【女性の抜け毛対策】なんか増えてきた!?抜け毛とストレスの関係

BEAUTY HOLICS編集部 2019.2.22

シャンプー後に排水溝にたまった抜け毛の多さに愕然。こんなに抜け続けたら、今に薄毛になってしまうのでは? 最近増えている女性の薄毛や抜け毛。早めに対処したほうがいいの? 抜け毛が増える理由とその対策法について、毛髪診断士®で認定指導講師の伊藤憲男さんに聞きました。

ストレスと生活習慣を見直して、抜け毛を増やさない!

出典: gettyimages

髪の毛は肌と同じように新陳代謝をくり返し、定期的に生まれ変わっています。その時に起こるのが抜け毛。健康な髪が維持されるためには抜け毛は当たり前のこと。でも、自分の抜け毛は量が多いのか、少ないのかは、見ただけではわかりません。いつもより抜け毛が増えたと感じたときに生活習慣を見直して!

伊藤憲男さん アデランス 研究開発部次長

公益社団法人日本毛髪科学協会・毛髪診断士®認定指導講師。アデランスの研究開発部に所属し、商品の開発に携わる一方、育毛の啓蒙活動も行っている。

髪の毛は1日に70~100本抜けるのは普通のこと

シャンプーで、ブラッシングで、毎日抜ける髪の毛。それなのに、突然髪の毛が減ったようには感じません。
「私たち成人の日本人の頭皮には、約4万個の毛穴があり、健康な毛穴からは2~3本の毛が生えています。平均すると10万本の髪が生えているのです。髪の毛には誕生から髪が抜けるまで、毛周期と呼ばれるサイクルがあり、大きく成長期、退行期、休止期の3つの期間にわかれます。この毛周期は女性で4~6年、男性で2~5年が一般的です。この毛周期によって髪が抜け落ちています。1日につき70~100本は抜けていると言われているのですが、その分、新しい髪が生まれているので、抜け毛があってもトータルの髪の本数は変わりません。髪が長いほど抜け毛が多いように感じますが、単純に髪の長さで抜け毛が増えたように見える場合がほとんどです」(毛髪診断士®・伊藤憲男さん)

産後に抜け毛が増えるのは女性ホルモンの影響

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髪の毛はホルモンの影響と深い関わりがあります。女性の一生の中でもホルモンの影響で抜けやすい時期もあるそう。
「髪の毛の成長と抜け毛は、ホルモンの分泌と深く関わっています。女性ホルモンは髪の成長を促し、男性ホルモンは脱毛の要因に。そのため、髪の成長率も女性のほうが早いとされ、薄毛で悩む人は男性のほうが多いのはそのためです。このように髪の毛は女性ホルモンに影響されるため、産後は特に短期間で多量に抜け毛が増えることがあります。女性ホルモンが活発になる妊娠中は、本来抜けるべき髪の毛が抜けずに成長を続けるため、髪の毛が増えたように感じる方が少なくありません。ところが、産後、ホルモンのバランスが崩れたり、産後のストレスなども関係して、抜け毛が一気に増えます。しかし、産後1~2年ほどでホルモンのバランスが元に戻ってくれば、元に戻るので心配ありません。また女性の場合、更年期にもホルモンの分泌のバランスが崩れて、抜け毛が増えることがあります」(毛髪診断士®・伊藤憲男さん)

ストレスで髪の毛が抜けやすくなる

では産後でもないのに、以前より突然抜け毛が増えたと感じている場合は? それはストレスの影響かもしれません。
「以前より抜け毛が格段に増え、1日150本以上抜けているなら危険信号です。髪の毛の栄養は血液によって運ばれます。ところがストレスがかかると、血流が悪くなり、最後に栄養が運ばれる髪の毛まで栄養が届きません。規則正しい生活とストレス発散を心がけることも抜け毛予防のひとつです」(毛髪診断士®・伊藤憲男さん)

真夏の頭皮の紫外線予防で秋に増える抜け毛を防ぐ

また季節によっても抜け毛が増える時期があるそう。それが秋。
「真夏に強い紫外線を含んだ日差しを浴び、寒いほど冷房が効いた室内で冷たいものを飲んだり食べたりする夏を越え、秋は体調を崩しやすい季節です。体がダメージを受けた影響で、抜け毛が増えたと感じる人も少なくありません。髪や頭皮は、最も高い位置にあるため、紫外線ダメージを受けやすい場所です。秋の抜け毛を予防するため、髪や頭皮への紫外線対策に帽子をかぶったり、日傘をさしたり、髪や頭皮にUVスプレーを塗布するなど、肌と同様にUV対策をすることで、髪と頭皮へのダメージを軽減することができます」(毛髪診断士®・伊藤憲男さん)
抜け毛予防のためには、栄養バランスを整え、体や心にストレスをかけない生活が重要です。

取材・文/山本美和

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