フラワーアーティスト前田有紀のひとり言

フレッシュなグリーンが心地良い。季節に寄り添う花の楽しみ方

SPECIAL HOLICS編集部 2019.5.1

お店やイベント会場のフラワーデザインなど、さまざまなシーンで活躍するフラワーアーティスト前田有紀さん。家族とともに移り住んだ鎌倉での暮らしは、子育てに家事に仕事にと、毎日大忙し! そんな慌ただしくも充実した日々の中で見つけた前田さんの“好き!”をご紹介する連載。毎月1日、季節の移ろいとともにお届けします。

5月「フレッシュなグリーンが心地良い。季節に寄り添う花の楽しみ方」

風薫る5月のスタート! 10連休の真っ只中ですが、みなさんどのようにお過ごしですか?

今年は「あまり遠出はしない」という声が多いように思います。私も前半は自宅でゆっくり過ごす予定。移動花屋「gui」の出店があったり、近所で開催される「逗子海岸映画祭」に行ったり、仲良しの家族とみんなで集まれたらと思っています。

 グレビレア、オーニソガラム、庭のブルーブッシュなどで作ったグリーンブーケ。

いつもより自宅で過ごす機会の多い連休こそ、部屋に花を飾ってみるのはいかがでしょうか。この時期おすすめなのは、なんといっても“GREEN COLOR”! 新緑が眩しいこの季節は、花の市場でも色々なグリーンの草花が出回ります。グリーンと言っても色も形もさまざま。薄緑、若葉色、鮮緑、若草色など、みずみずしいグリーンを中心にまとめたアレンジが季節にぴたりと寄り添ってくれます。

キッチンには常に何かしらのハーブを置いてあります。

家ではよく、庭木と市場で買った花を混ぜこぜにして楽しんでいます。そして、相変わらずハーブが大好きなので、パセリやディルなどいろんなハーブをキッチンにも常備しています。

この季節に出回るカモミール。良い香りが漂います。

よくお客さまから「花をすぐ枯らしてしまう」という声をいただくのですが、花は枯れるもの。そこはありのままを受け入れて、買ったばかりの一番きれいな状態を経て枯れるまでのストーリーを楽しんでいただけたらうれしいです。

春夏は、爽やかなブルーやクリアな花瓶が活躍します。

それと「生け方の正解がわからない」という声もよく耳にしますが、ずばり正解はありません! ひとつだけ挙げるとすれば、「いかに、楽しい気持ちで生けているか」ということだと思います。

花瓶に生ける時間は私も大好き。「これにはこれが合いそう」とか「花とちょっとイメージが違うけど、あの花瓶に生けてみよう!」など、あれこれ器に入れたり出したりしていると楽しくてあっという間に時間が流れていきます。そんな風にして飾った花を愛でるのはとても楽しいもの。みなさんも、わくわくした気持ちで花を部屋に飾って楽しんでくださいね。自分だけのために花を選ぶのもとっても素敵だと思います。

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