ヘアメイク松田未来の「女を磨く美学」

女って楽しい♡vol.30 人となりが表れる。言葉が品を生む

SPECIAL HOLICS編集部 2019.2.16

ヘアメイク松田未来(まつだ・みらい)さんが、日々の暮らしの中で感じる“女磨きの美学”をテーマごとにお届け。女性の“美”に触れる機会の多い未来さんが日常的に取り入れているこだわりは、どれも“自分を大切にする”ことばかり。自身を慈しむ行為は、小さな自信を生み、女性を美しくする作用があるのです。今回のテーマは「人となりが表れる。言葉が品を生む」そんなワクワクが女磨きへの原動力になるはず♡

vol.30 「人となりが表れる。言葉が品を生む」

誰かと話すとき、
いつも、相手が気持ちよく過ごせる言葉遣いを心がけている。

そうすると、たとえうまく話せなかったとしても、
自ずと発する言葉に、角がなくなるから。

カフェやレストランにいると、近くの席から、男性のような言葉を遣う女性の声が聞こえてくることがある。

ふと何気なくそちらに視線を送ると、とても美しい女性だったりするもんだから、なんだか妙な気分になるというか、違和感を抱いてしまう。

「どんなときも正しく、きれいな言葉遣いを心がけましょう」
なんて押し付けるつもりは一切ないのだが、美しい言葉遣いがさらりと唇から放たれる女性は、魅力的だと思うのだ。

生活音が大きい人よりも、丁寧に物を扱える人に女らしさを感じるのと同じように、
ぶっきらぼうな言葉遣いの人よりも、美しい言い回しが嫌味なくできる人の方が、色っぽく感じられる。

“選ぶ言葉”は、ダイレクトに他人に響く。

男性に、いつも、いつまでも女性として扱ってもらいたいのなら、体型よりも顔よりも、まず発する言葉を大切にした方が良い。

例えば、素敵な女性が美味しい食事を口にして、
「これ超うまくない?」なんて言うだろうか。

少し話が逸れるが、
習っている西洋文字(*1)の先生に
「あなたは、どんな字を書きたいの?」と問われたことがある。

そのとき、私はこう答えた。

「他人が私の字を見たとき、『この字の主は、きっときれいで上品、色気があって、線の細いいい女なんだろうな』と思われるような字を書きたい」と。

字にも、性格が出るような気がして。

まだまだほど遠い、
“きれいで上品、色気があって、線の細いいい女”。

いつかその字を習得するときには、少しでもその女性像に近づいていればいいなという期待も込めて。

字はもちろん、放つ言葉は、
他人が私(自分)を想像する大きな材料となる。

他人(ヒト)は驚くほどに、
話し方や放つ言葉で、相手の印象を決める。

理想的な体型や顔、目指すステイタスに近づくには、それなりの時間がかかる。
そのためには多くの努力が必要だ。

その中のひとつとして、まずは今日から始められる、“発する言葉を選ぶ”ということに意識を置いてみるのはどうだろう。

自分の気持ちを偽らず、
相手も一緒にうれしくなってもらえるような、気持ちの良い言葉を伝えたい。

そういつも思いながら言葉を選んでいる。

とはいえ、まだまだ未熟。
ときにぶっきらぼうな言い方をしてしまい、反省することも多い。

20代のときに付き合っていた年上の恋人は、あまり褒めるのが上手な人ではなかったが、私の言葉遣いはきれいだと、褒めてくれたことがある。

「だから、彼の周りの色んな人に私を会わせてくれたのかな」

そうボンヤリと思った。

受け入れたい、知りたい、仲良くなりたい、ありがとう、楽しい、うれしいなどといった気持ちは、
なにも気の利いた言葉で伝えなくても、その優しくて柔らかい気持ちは言葉に表れるし、相手に伝わる。

とはいえ、語彙力は豊かである方が良い。
そのためには、美しい言葉を知っている人と話すことが近道な気がする。
あとは、たくさん本(*2)を読むことも。

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