フラワーアーティスト前田有紀のひとり言

針葉樹の香りが心地いい。スワッグで始める冬支度

SPECIAL 2018.12.1

お店やイベント会場のフラワーデザインなど、さまざまなシーンで活躍するフラワーアーティスト前田有紀さん。昨年、家族とともに移り住んだ鎌倉での暮らしは、子育てに家事に仕事にと、毎日大忙し! そんな慌ただしくも充実した日々の中で見つけた前田さんの“好き!”をご紹介する連載。毎月1日、季節の移ろいとともにお届けします。

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12月「時間とともに変化する草花を愛でる。スワッグの楽しみ方」

12月は一年でいちばん慌ただしい季節。皆さんもお仕事が立て込んできているのではないでしょうか。

私たち花屋は早くもクリスマスムード一色になり、お正月も控えている12月はお花を買う方が本当に多くて、忙しい時期真っただ中です。私も毎日リースを制作して、木々のヤニやワイヤーの取り扱いで、手が真っ黒になっています。でも、草花と向き合いながら黙々と手を動かすリース作りは大好き。針葉樹の香りを独り占めできる贅沢なシーズンです。

自宅のテラスで無造作に束ねたスワッグ。

針葉樹を使ったリースやスワッグを飾るのも、12月の初めが多いです。スワッグとは、「壁飾り」を意味していて、リースよりも手軽に楽しむ方が増えています。

華やかな生花も魅力的ですが、暮らしに寄り添うようなさりげない存在感が楽しめるドライフラワーも素敵です。すでにドライフラワーになった針葉樹も香りが十分に楽しめますし、生花で買ってきて早いうちから束ねて吊るしても、日々草花の変化を楽しめます。

今年たくさんお作りしたスワッグの中でも今いちばんオススメの色合いは、ダントツで「キャメル」「ボルドー」を差し色にしたスワッグ。ほどよい草花の温もり、冬ならではのほっこり感、可愛すぎない大人な雰囲気に、ボルドーやキャメルはしっくりきます。

ケイトウ、バンクシャのキャメルがアクセントに。

差し色にボルドーのセタリアを持ってくるとぐっと大人っぽく。

初めて鎌倉で過ごす冬の始まり。以前より「いつか自宅の庭先の草花を交えたスワッグを飾りたい!」という夢があったのですが、先日のお休みの朝、仕事に使った際に残ったヒムロスギとコニファー、庭のオリーブやグレビレア、リューカデンドロンから拝借した枝を使って早速束ねてみました。

普段のフラワーアーティストとして、また「gui(グイ)」の花屋としての作品は、コンセプトに合わせて彩りも豊かなことが多いです。ですが、「家にはシンプルなものの方が似合うかな?」とグリーンをメインにほんの少しだけサンキライの実を入れてみました。

保育園でもどんぐりや銀杏などの実を見つけるのが大好きな息子。この時はサンキライに夢中でした。

まもなく2歳になる息子は、大人が触れるものに何でも興味津々。束ねたものを激しく揺さぶったり、サンキライの実を一つ一つつまんで投げちゃったり......といろいろなハプニングがありましたが、無事にリビングの一角に飾りました。

飾る時は観葉植物など他のグリーンも一緒に置くと統一感が出ます。

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HOLICS編集部

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