ヘアメイク松田未来の「女を磨く美学」

女って楽しい♡vol.31 美意識を高める「白」との付き合い方

SPECIAL HOLICS編集部 2019.2.23

ヘアメイク松田未来(まつだ・みらい)さんが、日々の暮らしの中で感じる“女磨きの美学”をテーマごとにお届け。女性の“美”に触れる機会の多い未来さんが日常的に取り入れているこだわりは、どれも“自分を大切にする”ことばかり。自身を慈しむ行為は、小さな自信を生み、女性を美しくする作用があるのです。今回のテーマは「美意識を高める『白』との付き合い方」です。「今よりもちょっぴり自分のことを好きになれるかも......」そんなワクワクが女磨きへの原動力になるはず♡

vol.31 「美意識を高める『白』との付き合い方」

白いシャツ、白いハンカチ、白いランジェリー。

白は、ピュアな印象もあるが、背筋が伸びる、少し緊張感のある色。

ほんの少しの汚れも目立ってしまうから、清潔感を保つのは容易ではない。

美容専門学校に通っていた頃、授業や国家試験には白衣を着用しなければならなかった。

それは、あえて汚れを目立たせるため。

清潔を保つためだ。

普段よく使っているお気に入りの白いマグカップ(*1)。ゆっくり時間をかけてコーヒーや紅茶を飲むと、すぐに茶渋が着いて、汚れが目立つ。

なので重曹で小まめに手入れをし、“美しい白”を保っている。

白は誤魔化しがきかない。

白は私たちに、モノを清潔に保つこと、丁寧に扱うことを教えてくれる。

汚れても分かりにくい色や柄の服で過ごすのと、映画「メゾンドヒミコ」(すごく素敵な作品)に出てくるオダギリジョーさんが演じる晴彦のように、白いパンツに白いシャツをタックインしたスタイリングで過ごすのでは、意識が変わってくるだろう。

椅子に腰を掛けるときも、食事をするときも、道を歩くときも。

日常的に白いアイテムを扱うことに慣れていると、そうでない服やバッグ、靴のときだって、白と同様の美意識でいられる気がするのだ。

何もせずとも、そんな美意識があれば構わないのだが、大雑把でズボラな私は、あえてタオルやクロス、ベッドシーツや枕カバーを白で統一し、背筋を伸ばす。

すぐに汚れに気づけるように。
なるべく汚れないよう扱えるように。

気持ちを正したいとき、
背筋を伸ばしたいとき、
緊張感が足りないとき、

白い服を着て出かけると、きっといつもと違う感覚を得られるはず。

心に清潔感が広がり、所作や意識が変わり、いつもより行動が丁寧になっているかもしれない。

白から教わることはたくさんある。

ウェディングドレスも白無垢も、そして最期のときも白を纏う。

白というのは、純真さ、素直さ、優しさ、潔い印象がありながら、凛とした厳しさのような緊張感も併せ持つ。

そんな“白みたいな女性”に、いつかなれたらと思う。

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