動物行動研究家の恋愛格言集♡「声のいい人と結婚しなさい!」

LOVE HOLICS編集部 2019.3.24

「どんな人を選べばいい?」と占いに行っても、「使える恋愛テクニックが知りたい!」と恋愛本を読み漁ってもなかなか答えは出ないもの。でもそのヒントは遺伝子に隠されていた!? 動物行動学研究家であり、エッセイストでもある竹内久美子さんに、遺伝子レベルでの“恋愛”について教えてもらいました♡

今回の格言:「声のいい人と結婚しなさい!」

出典: gettyimages

ルックスの良さ、背の高さ、学歴の高さ、収入の良さ、家柄の良さ……相手に求める優先順位は人それぞれですが、「なぜ声?」と思った人は多いはず。その一方で、「すごくイケメンなのに、声が甲高くて興ざめした」という経験もあるのでは? 竹内さんにその理由を解説してもらいましょう。

声がいい=身体がシンメトリー!?

2002年、アメリカ・ニューヨーク州立大学のスーザン・M・ヒューズは、学生96人を対象に、ある実験を行いました。実験内容は、腕や指など左右一対である身体のパーツをいくつか測定し、録音した声の“魅力度”を判定するというもの。

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「被験者になった96人は、体が全体的にシンメトリーであればあるほど、声も魅力的であるという傾向が現れました。それまでも、シンメトリーな男は顔がいい、筋骨隆々である、元気である、体のにおいがいい(というか少なくとも臭くない)、などといろいろな要素と相関があることがわかっていたのですが、この結果はそのどれをも凌ぐほどの、シンメトリーとの強い相関が示されたのです。こうして声は、人間の魅力のうちでも特に重要であるということが裏付けられたと言ってもいいと思います」(動物行動学研究家 竹内久美子さん)

『ウソばっかり! 人間と遺伝子の本当の話』

声と身体のシンメトリー性がリンクしたのは○○のため!

でも声と身体は全く別のもの。声から身体のシンメトリー性がわかったところで、何も良いことはなさそうなのですが……。

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「ヒューズらは、人間が夜に交尾するという特徴を持っているからではないかと言っています。ほとんどの霊長類は昼に、それも仲間に隠さず堂々と交尾をするのです。ところが人間は夜に、それも非公開で交尾する。人工の明かりがなかった時代、相手の目に見える要素はわかりにくかったが、声だけはよくわかった。よって声が体のシンメトリーを最もよく反映する要素となったのだろうというわけです」(動物行動学研究家 竹内久美子さん)

『ウソばっかり! 人間と遺伝子の本当の話』

身体がシンメトリーであるメリットは?

声と身体がリンクしているのは理解しても、なぜ身体がシンメトリーであることが重要なのでしょうか。そこに今回の格言の真髄が隠されている!?

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「体は本来、完璧な左右対称に発達すべきはずなのですが、いろいろな事情によってなかなかそうはいきません。左右対称な発達を妨げる最たるものが、バクテリア、ウィルス、寄生虫などの病原体による病気です。つまり、体が完璧なシンメトリーに近い人ほど、それらの病原体による病気にかかった経験が少ないか、かかったとしても軽症ですんだと言えます。言い換えれば彼(彼女)は免疫力が高いのです。様々な魅力を頼りに相手を選ぶと、その人物はよりシンメトリーに近い。つまりは免疫力がとても高いというわけです。(中略)激烈な伝染病に対してはいくらお金があっても、地位があったとしても何の役にも立ちません。頼りになるのはひたすら本人の免疫力。人間も含めた動物、いや生物の最大の課題は、病原体といかに戦うかなのです」(動物行動学研究家 竹内久美子さん)

『ウソばっかり! 人間と遺伝子の本当の話』
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