幸運を呼び込む♡「翻訳できない世界のことば」でハッピーに!

LIFESTYLE HOLICS編集部 2018.12.12

私たちの日常には、言葉では上手く説明できない行動や感情がたくさんありますよね。でも世界の言葉に目を向ければ、日本語にはない様々なシーンをピタッと表現してくれる言葉がいろいろあるもの。知ればきっと、アナタの世界はもっと広がっていくはず。そんな、世界中の”翻訳できない言葉”たちをご紹介していきます。

続いてフィリピンの公用語であるタガログ語から、こんな面白い言葉を紹介します。

「嬉しいときの、胃の奥のほうからわくわく感が込み上げてくるような感じ。誰もが経験したことがあるとは思いますが、それを“お腹の中に蝶が舞っている”と表現している。これは日本にはない発想で、とても面白いですよね」(前田さん)

よく恋に浮かれているとき、日本では「頭がお花畑」なんて言いますが、そのフィリピンヴァージョンという感じでしょうか!? こういった言葉はお国柄が伝わってきて、本当に面白いですよね!

4 FIKA(フィーカ)/スウェーデン語

【意味:日々の仕事の手を休め、おしゃべりしたり休憩したりするために集うこと】

日々の仕事の手を休め、おしゃべりしたり休憩したりするために集うこと。カフェ、家いずれでも、コーヒーを飲んだり、お菓子を食べたりして数時間。

『翻訳できない 世界のことば』(創元社)

続いては北欧・スウェーデンのこんな言葉を紹介。日本の「お茶する」よりも、もっと暖かい時間を共有するニュアンスが込められています。

「スウェーデン人は一人当たり、EU平均の2倍のコーヒーを消費しているほど。単にお茶を飲んでおやつを食べる以上の温かさを共有する時間、という意味で使われているのでしょうね」(前田さん)

5 UBUNTO(ウブントゥ)/ ズールー語

【意味:あなたの中に私は私の価値を見出し、私の中にあなたはあなたの価値を見出す】

本来は、「あなたの中に私は私の勝ちを見出し、私の中にあなたはあなたの価値を見出す」という意味で、「人のやさしさ」を表す。

『翻訳できない 世界のことば』(創元社)

南アフリカ共和国には11の公用語がありますが、そのひとつがズールー族の用いているズールー語。その中から、こんな哲学的な言葉を紹介します。

「この言葉には、人は鏡のようにお互いの中に自分の価値を見出す、という意味が込められています。やはり人間は社会性動物ですから、そうやって人の中に自分を映すことで自分が分かるところがあります。掘り下げると、人間の自我、自意識のでき方みたいなところにまでつながっていて、非常に深いなあと感じた言葉ですね」(前田さん)

私たち人間は、目に見えない形で必ずつながっているもの。そんなことをあらためて感じさせてくれる、胸に染み入る言葉です。

世界中の幸福の言い表し方を知ると、その国の価値観や人間性がより深く見えてきてきますよね。世界の言葉を知ることは、単にコミュニケーションをとれるだけでなく、その国の人との心の距離も縮めてくれるものだと感じます。今回紹介した国を訪れることがあったら、是非これらの言葉を思い出してみてください。

前田まゆみ 絵本作家・翻訳家

著書に『野の花えほん』『いきもの図鑑えほん』『世界のどうぶつ絵本』など。翻訳絵本に『誰も知らない世界のことわざ』『幸せの鍵が見つかる 世界の美しいことば』など。

翻訳できない世界のことば ¥1600/創元社

イラスト/おかゆ

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