桐島かれんさんの北欧とアジアが混じり合うこだわりのお宅を拝見

LIFESTYLE おとなスタイル編集部 2017.11.11

桐島かれんさんが、めったに公開しない東京の自宅をご紹介します。桐島さんの家に対するこだわりは相当なもの。「家は建てたら終わりでなく、建ったときからスタートするもの。もっと暮らしよくしたいという気持ちがいつもあって、家づくりに終わりはありません。だからこの家もきっと、私の人生の中の通過点なんだと思う」と語ります。

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自宅は、建築家の坂茂氏によるモダンな一軒家。「私に輪をかけて夫が家にこだわりを持つ人なので、建物自体はおまかせ」したそう。坂氏らしいガラスの壁のリビングは、夫の写真家・上田義彦氏とかれんさんが原稿書きなどに使うデスクが窓辺に。デスクとチェア、シルバーの照明は上田さん好みの北欧のヴィンテージ。タイのセラドン焼の鉢の観葉植物など、アジアの香りがするものはかれんさんの選択。「仏像はふたりとも好きなので、共通の趣味かな」

お宅は、京都の町屋のように奧に長細くて、小さな中庭をいくつも内包。桐島さんはそれぞれの場所で、ツタやシダや藤などを育てています。「観葉植物もそうですが、傷んだ葉を取り除いて、汚れを一枚一枚拭いて……植物と向き合う時間が好き。休日は1時間ぐらい植物の手入れをすることで、自分がリセットされている感じです」

インテリアの要となっているタイのセラドン焼の大きな水瓶は桐島さんのブランド『ハウス オブ ロータス』のもの。「麻布に店があった頃に売っていたのですが、大きすぎて人気がなくて。でも植木鉢にも傘立てにもなるし、今や現地でも稀少で値段が高騰しているので、売れ残ってくれてよかった(笑)」。バリのアタという植物のバスケットで作られたペットのベッドも、かつての「ハウス オブ ロータス」の人気商品。

リビングに置いた北欧のヴィンテージのシェルフには、さまざまなバスケットが並びます。「持ち手が面白いのは、昔のタイのもの。日本のアケビのカゴもあれば、パニエというフランスのカゴもあるし、スウェーデンの木箱も。いろいろです」シェルフの戸棚の中にはCDが納められています。

ウェグナーのソファベッドは、家具の中でも特に椅子が好きな上田氏の審美眼にかなったもの。

「モロッコのベルベル族の赤いクッションと、やはりモロッコの移動民族の絨毯は私が選びました。こういうエスニックなものって、北欧のヴィンテージと、意外に相性がいいんです」

そして話は母の桐島洋子さんに連れられて小学校6年生からニューヨークの郊外に暮らした頃の思い出に。

「私たちが住んだユダヤ人のおじさんの別荘には、よく田舎で見かける、牧草を積んでおくためのサイロが家の隣にあったんです。3階建ての真っ白なモダンなサイロで、小さな窓があって、大人たちがそこでワインを楽しんだりする遊びの空間です。そこにはインドの、私が今とても好きなミラーワークの刺繡のクッションがバーッと積んであったの。すごくしゃれているわけですよ。そうした光景とか、その後に世界中を旅した中で見た家やインテリアが、自分の中に自然に降り積もっていって、今の私のインテリアの好みができている気がします」

北欧の巨大なキャビネットを寝室に置き、本棚として使っています。「うちの祖父母が持っていた本もあれば、アフリカの壺や玩具のガラガラ、中国の骨董市で見つけた猫ちゃん、バリの置物や、インドの木のボックス……。すべてが高価なものというわけではなくお土産品みたいなものも。今まで旅した場所の記念品を本と一緒に置いています」

「香炉が好きで、あちこちにお香を焚くコーナーが。ペットもいるので好都合」

「私が腰掛けているのはたしかジャワ島のもので、婚礼のときに結納品を入れて運ぶ木の道具。便利で、ベッド脇に置くベンチとしても最高なんです」

青い扉のキャビネットは北欧のもの。その上や、階段下の漆器はアジアのもの。壁の額の中は、まるで絵画のような夫である上田義彦氏の写真。

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