板谷&ともさか&小池姉さん♡大人の女の『SUNNY』な友情論

LIFESTYLE HOLICS編集部 2018.8.24

映画『SUNNY 強い気持ち・強い愛』は、コギャル文化全盛の90年代に女子高生時代を送った6人の女性の物語。輝く青春の日々を経て大人になった彼女たちの、友情の絆が描かれます。映画に出演した女優・板谷由夏さん、小池栄子さん、ともさかりえさん。今をときめく大人先輩女子3人が、あの頃のこと、そして、今だから語れる女同士の友情・その真実を語りつくします!

アラフォー世代の代表として活躍する板谷由夏さん、小池栄子さん、ともさかりえさん。それぞれ10代でデビューし、スポットライトを浴びてきた皆さんにとって、90年代ってどんな時代でしたか? 映画『SUNNY強い気持ち・強い愛』をめぐる本音の女子会トーク、始まりです。

私が私になる前を知っていてくれる。 昔の仲間は宝物

——映画で演じた役柄同様、皆さんはちょうど90年代に、10代を過ごしていますよね。
小池 コギャル世代かぁ……私はまさにジャスト、でしたね。
ともさか そうなんだ。私は12歳から仕事をしていたので、世の中のコギャルブームを見て憧れていました。染まってみたいなぁと思いつつ、通っていた学校の校則が厳しかったりもしたので……でも、学校帰りにこっそりルーズソックスに履き替えたりとかしてました。
板谷 私がコギャルの本物を見たのは、上京してから。でも、高校まで女子校だったので、映画で描かれたような女子校生活は、リアルで体験していましたよ。
小池 え? あんなにギャルだったんですか?
板谷 いやいや! あそこまでじゃないけど、皆で購買部に走っていってパンを買うとか、教室でものを貸し借りするのに投げっこするとかは、本当、映画そのまんまな感じ。
ともさか へぇー。
板谷 あの時代の友だちのつながり、今でもありますね。たとえば、舞台をやっているとき、友だちが連れ立って観に来てくれたりとか。そのときの姿を見ていると、何となく制服を着ている頃の顔が浮かぶというか……そのまんまで来てくれているのが、すごくうれしい。
小池 いいですね。私は高校卒業の年から仕事を始めたんですけど、やっぱり芸能界に入る前の自分を知っててくれる学生時代の友だちって、大事だなぁと思います。
ともさか 本当の自分を知っていてくれる、というか。
小池 そう、戻れる場所っていうのかな……ときには「変わったなぁ」って突っ込んでくれる人もいたりして、目を覚まさせてくれる間柄というか。女性同士だから、っていうわけではないかもしれないけど、すごく大きい存在ではありますね。
板谷 うん、うん。わかるなぁ。

——映画のクライマックスでは、女子高生時代を演じた6人と、大人時代を演じた皆さんとで、ド派手なダンスシーンが繰り広げられます。女同士の絆を感じる、迫力のシーン!
板谷 圧巻だったよね! エキストラさんも含めて、あれだけ大勢の女子たちがコギャルの扮装をして、踊りまくって。
小池 大人チームは、あれが撮影初日だったんですよ。撮影前には練習日もあって。
ともさか 高校生チームと違って、すぐ疲れちゃうんだよね、私たち(笑)。
板谷 アハハ! しょっちゅう座ってたよね。で、「あと何回踊るんですか?」って。高校生チームはぜんぜん息切れてないけど、私たち、ハーハー、ゼーゼー(笑)。
ともさか でも、楽しかったー。すごくいいシーンになってたし。
小池 うん。撮ったあとにざっと編集したものを見せてもらったんですけど、その時点ですでにグッときてた。それでテンションが上がって、それぞれの撮影に入れたんだよね。「最後、ここに持っていくために、頑張らなきゃ!」って。
板谷 確かに。気合、入りました。

まぶしいだけではなかった未来。 それでも女同士、わかり合えるときが来るから

——そして、青春時代は横並びでも、20代、30代と年齢を重ねていくにつれて、女子の人生、それぞれに道が別れていきます。
小池 頻繁には会えなくなるよね。とくに、結婚して子どもを持つ子が多くなってくると、どうしても時間が合わなかったりもするから……。
板谷 生活が変わるしね。やっぱり。
小池 それぞれの違いを気にする人は気にするし。相手が自分よりうまくいってるのか、とか、女同士ってどうしても比べちゃう。妬み、嫉みみたいなものを感じて関係性が変わっちゃうのがつらいなぁっていうときもあったし、逆に自分がそう思ったりもして……。
板谷、ともさか そう、そう。
——その時期をうまく切り抜けるコツって、ありますか?
小池 うーん……やっぱり、格好つけずに正直につきあうのが、いちばんいいんじゃないかな?
板谷 そうだね。ありのままでつき合うこと。
小池 30代前半くらいだと、まだ自分のポジションが確立されていない時期だから、きっと焦っちゃうんですよね。でも、そこから徐々にブレない自分の生き方が確立されてくると、人と自分を比べなくなっていきますよね。
板谷 だね。相手のことも認められるようになるし。その人はその人っていう価値観を認められるし、そうすると、自分も受け入れてもらえるようになる。
小池 許容範囲が広くなりますよね。認めるとか、受け止められるとか、大人になって、そういうことが多くなったなぁと思います。

ともさか そうか……私は逆に、大人になったからって大人になれるわけじゃないんだなぁと思った。たとえば高校生くらいの頃は、20代の人でもすごく大人に見えてて、憧れてて。
板谷 見えたよねぇ。大人に。
ともさか 「大人になったら自由になれるんだ!」とか「きっと、もっとすごく楽しいんだ!」って。私、来年40になるんだけど、そういう年齢になる頃には相当悟りを開いてるだろうと思ってたのに、実際近づいてみると、ぜんぜんそんなことなくて。
小池 うん。
ともさか もちろん、自由も楽しさもあるんだけど、それを手にするためにはそれ相応の責任も必要で。あの頃思い描いていた、まぶしいだけの未来ではないなぁと思う。でもまあ、それも含めて面白いなぁと思えるのは、ちょっと大人になったからかな?

——そういう気持ち、ひと年重ねた女同士だから共有できるという部分もあるんでしょうか。
板谷 あります、あります。
小池 楽ですよね。女同士は楽。今回の大人チーム(3人に加えて、篠原涼子さん、渡辺直美さん)もそうだったけど。
板谷 楽だったねー。
小池 たぶん、男っぽい人が多かったからだと思う。細かいことを気にしない人たちで。
板谷 疲れると皆、しゃべらなくなってね。
ともさか さっきまであんなに騒いでいたのに、突然、シーンとして(笑)。
板谷 フフフ。でも、黙っていてもぜんぜん気にならない。不思議な心地良さだった。

小池 今は女友だちと会うと、旦那の愚痴ばっかり言ってるかも、私。
ともさか アハハ! 
板谷 あるある。
小池 皆、「わかる! うちもそうだよ」って言ってくれる(笑)。男性が聞いたら、恐ろしいだろうなぁ。
板谷 絶対、聞かせられない(笑)。あと私、大人になってできる友だちもまたいいものだなぁって、最近、思ってる。料理教室や習いごとで知り合った人で、まったく違う畑なんだけど、意気投合してってこと、よくあるんですよ。
ともさか ありますね。子どもを通じて、それまで知らなかった世界の人と知り合ったりすることも。
板谷 そうだよね。大人になってから友だちになった相手とは、入り込み過ぎず、いい距離感が保てるっていうか。
ともさか たぶん、さっき言ってたみたいに、大人になってメンタル面で自立するからでしょうね。そうすると、人付き合いが楽しくなる。
小池 強くなるよねー、メンタル。本当、どこまで強くなるんだ! っていうくらい(笑)。
板谷 男いらないな! ってなるよね。
ともさか わかるー。
小池 もうね、旦那とかパセリみたいなの(笑)。
板谷、ともさか アハハハハ!(一同、爆笑)
小池 ないと寂しいけどあっても別に食さない、くらいの。だいぶ端っこな感じ。
板谷 フフフ。でもねぇ、そのくらいがいいんですよ、きっと。

遊びもいいけど、生活の充実が基本。 大人の毎日は面白い

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