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台湾在住13年・青木由香さんが通う身体にやさしいレストラン3

GOURMET FRaU編集部 2017.10.10

あまり自宅では料理をしない台湾人だからこそ、街には美味しい料理が溢れているって知っていましたか? 2003年から台湾に移り住み、いくつもの書籍を出版している青木由香さん。そんな青木さんがおすすめする、台湾でゆったりくつろげて身体にもやさしいレストランをご紹介します。

出勤後、朝一番に職場ですることは、朝ご飯を食べることという国民性。台湾の形をよく芋の形と例えられますが、胃袋の形っていったほうが正しいくらい、食好きなんです。そんな外食ワンダーランドを、台湾といえばこの人、青木由香さんがナビゲート!

味、雰囲気が好バランスなレストラン『客家小館』

「このレストランは友人の茶人に紹介してもらいました」という青木さん

台北中心部からタクシーでわずか15分ほど。落ち着いた住宅街の中に、美しい緑が生え茂るレストランがあります。

「創作客家(ハッカ)料理のお店なんですが、味付けは控えめで、カウンターに並ぶ小菜はどれも美味しい」と青木さん。

青木さんの大好物「金莎緑竹筍」 420元

客家料理は、塩卵や漬け菜、スルメなど保存食を源にする料理なので、強めで濃い味付けの皿が多いイメージ。しかし、客家小館の料理は保存食の旨味と食感の面白さを生かして、他のレストランとは違い洗練された味わいに仕上がっているんです。台湾の筍が美味しくなる夏に、青木さんがいつも楽しみにしているのが「金莎緑竹筍(ヂンシャーリュウデューシュン)」。瑞々しい筍ととれたてのアスパラ、ピータンにそれぞれ薄く衣をつけてカラッと揚げ、塩卵で味をつけた料理です。上質な塩卵は「なんとクセのない美味しさなのか」と唸るほどの味。喧騒からちょっと離れて上品な台湾料理が食べたくなったら、ここへ来れば間違いないですよ!

白菜燉雞 1000元

予約が必要な、店の名物鍋「白菜燉雞」は、お店を代表する白菜のチキンスープ。

客家小炒 250元

食感の違いを楽しみたい「客家小炒」。スルメイカ、干し豆腐、セロリ、カリカリに揚げた豚バラを甘辛く煮付けて。

SHOP DATA
客家小館(カージャージャオグァン)
新北市永和區智光街22號 TEL:02-3151-7777(11:00〜13:30LO、17:00〜20:30LO 旧正月休) カード不可

こだわりの素材と出汁で胃にもたれない旨味が炸裂!『豊華小館』

小菜の種類が豊富!

「友人の茶人からプッシュされたレストランですが、ホントに大当たり! 台北中心部からタクシーで20分くらいのこの板橋エリアは、近年盛り上がりを見せている地域です」と青木さん。

海老すり身入り揚げパンXO醤炒め「百華釀油條」 420元

しゃれたインテリアやグリーンが配され、大人がくつろげる空間でサービスされる料理の数々は、どれも味付け自体は控えめで、出汁をしっかり効かせた洗練の味わいです。「ドーンとしたいかにもなメイン料理も美味しいけれど、こだわりの野菜を手間暇かけて仕込んだ皿が特におすすめです」と青木さん。

季節メニューの「火腿蠶豆」 300元

そんな彼女の定番は、自家製スープでふっくら蒸し煮にした空豆ハム、筍を炒めた「火腿蠶豆(ホウトエツァンドウ)」や、薄〜くスライスした苦ウリを乾燥させて食感を変えてから、塩漬け卵で炒めた「苦瓜鹹蛋(クーグァシエンダン)」。素材自体は知っていても、食べると未知の美味しさに驚くはず。ポーション的に4人以上で来店するのがベストです!

「火腿白燒獅子頭」 460元

台湾産の黒豚を使ったふわふわ肉団子とチキンのスープ「火腿白燒獅子頭」。金華ハムの塩分だけで調えられ、くずきりや筍入り。

「苦瓜鹹蛋」 260元

苦ウリと塩漬け卵炒め「苦瓜鹹蛋」。干した苦ウリは旨味が閉じ込められ、まるで日本の鰹節のような味わいです。

落ち着いた店内

SHOP DATA
豊華小館(フォンホァーシャオグァン)
新北市板橋區雙十路二段209號 TEL:02-8252-9789(11:30〜14:00LO、17:30〜20:00LO 年に2回不定休、旧正月休) カード可 日本語メニュー有 ビール、ワイン有 要予約

「癒される味」とは?その答えは食べれば納得『阿嬌的店』

南瓜の豆腐「南瓜豆腐」は枝豆ソースと合わせて

「油を調理に使わず、使っても揚げた後に蒸したり、湯通ししたり、よぶんな油を料理に残さない。そんなにお腹いっぱい食べても決してもたれない」と、思わず青木さんを力説させるレストランが阿嬌的店です。

料理からサービスまで1人で切り盛りする、シェフの林裕鉱(リンユゥホン)さんは、「カラダによいものを提供したいという気持ち以上に、味にも妥協したくない」。スープの出汁取りや煮込み時間まで入れると、半日以上かかっていない皿はひとつもないというこだわりぶり。お水の代わりにさらりと出される飲み物は、6時間煮出した疲労回復効果のある「青草養肝茶」。そして、料理を一口食べるとーー言葉にならない癒しがすとん、とまずは胃に落ちてきます。その直後に美味しい、がくるという驚きの味わい。わずかでも皿にタレやスープを残すなんてありえない、そんな料理があることを教えてくれる素晴らしい場所ですよ。

料理はおまかせのみ 1人1200元

看板料理の「碧玉瓢瓜」は、解毒効果のあるひょうたんを自家製チキンスープで煮込んだもの。まるで浄化されたような味わいです。奥の白菜煮に入っている肉団子は、豚肉とクワイ、貝柱、卵を具材にし、油で揚げた後に蒸したもの。

ガラスのテーブルの下では金魚が泳いでいます

SHOP DATA
阿嬌的店(アーヂャオダデュン)
台北市北投區光明路220號 TEL:02-2892-3613(12:00〜14:00、18:00〜21:00 月曜休 相談可能) 要予約(2名から予約可) カード不可 サービス料10%

台湾料理で身も心もぷるぷるに♡

青木由香さんのおすすめするゆったり&身体にやさしい台湾料理は、旅でちょっぴりお疲れな身も心も潤してくれるものばかりです。数あるご飯屋さんの中でも選りすぐりの3軒なので、台湾旅行の際にはぜひ訪れてみてくださいね。

青木由香(あおき・ゆか)

神奈川県生まれ。2003年より台湾に住む。’05年に台湾の出版社から出版した『奇怪ねー台湾』がベストセラーに、’11年には日本でも出版された。近著に、『台湾の「いいもの」を持ち帰る』、『おもしろがりタイ! 癒されタイ! 幸せ大国 タイ王国』(ともに講談社刊)がある。

FRaU編集部

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